赤ちゃんの安全を確保するベビー用品には、ベビーベッドやベビーゲートなどがあります。今回はその中のひとつ、ベビーサークルについて紹介。あると便利なことは確かですが、どのような使い方ができるのでしょうか。
ベビーサークルを利用できる時期、長い期間使うための活用術、ベビーサークルの選び方などをお伝えするので、購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。
ベビーサークルはいつからいつまで必要?
ベビーサークルの使用時期についてですが、一般的には、ハイハイを始めた時期からある程度1人で放っておいても大丈夫な時期まで使用します。また、ベビーサークルの利用開始タイミングは、できれば赤ちゃんがハイハイを始める前の自我が芽生えていない時期がおすすめです。
その理由としては、ある程度動けるようになり、自我が芽生えた赤ちゃんはベビーサークルを嫌がる可能性が高いからです。
ベビーサークルはいる? いらない
子育てをする方の中には、「ベビーサークルはいらない」と考えて、実際に購入しない方も少なくないようです。ここからは、ベビーサークルを使うメリットや、あれば便利な理由などについて紹介していきますので、いるか、いらないかの参考にしてください。
赤ちゃんの安全を確保する
赤ちゃんは周囲のさまざまなものに興味を持ち、ハイハイやよちよち歩きを始めると周りのものに触れたくなるので、多くの危険にさらされます。例えば、1人で階段・キッチンなどに行ってしまえば、ケガをしてしまう可能性が高くなります。赤ちゃんを危険から避けるためにも、ベビーサークルを利用しましょう。
赤ちゃんの発育を促す
一般的なベビーサークルのイメージは、赤ちゃんを移動させないイメージが強いですが、最近では知育玩具パネルがついたものも多く販売されています。ベビーサークル内に知育玩具パネルがあれば、赤ちゃんの発育にもつながりますし、喜んでサークル内に入ってくれるでしょう。
こんなシーンでベビーサークルが活躍
ベビーサークルは、赤ちゃんの安全を守ることができる便利なアイテムですが、実際にはどのようなシーンで活躍するのでしょうか。ここからは、ベビーサークルの活用シーンを紹介していきます。
赤ちゃんから少し目を離すとき
宅配便などの来訪や家事などで、赤ちゃんの様子を見ることができない場合があります。そんな時こそベビーサークルの出番です。ベビーサークル内に赤ちゃんが入ってくれれば、安心して家事に取り組むことができますし、突然の来客などがあっても安心して対応可能になります。
赤ちゃんを遊ばせたい時
赤ちゃんが遊んだ後は、あたりに大量のおもちゃが散乱するのは日常茶飯事で、片づけをするだけでも大変な労力が掛かってしまいます。しかし、ベビーサークル内の限られた空間だけで散らかすのであれば、赤ちゃんが外に出た時に簡単に片づけできますのでとても便利です。
使う時の注意点と長く使い続ける活用法
ベビーサークルを準備しても、嫌がって泣き出す赤ちゃんも多く、せっかく購入したベビーサークルが無駄になるケースがあるのが現状です。お金を払ってベビーサークルを購入したのですから、できるだけ長く使用してほしいと思いますよね。
ここからは、ベビーサークルを使う時の注意点や長く使い続ける活用術などを紹介していきます。
家具やインテリアに注意
ベビーサークルの近くに家具などがあれば、赤ちゃんが家具に手を伸ばしたり、サークルごと家具にぶつかったりして怪我をする危険があります。ベビーサークル利用時はできるだけ家具から距離をとり、サークル周辺を大人が通れるようなスペースを確保しましょう。
ベビーサークルの高さに注意
ベビーサークルは赤ちゃんが小さい時は、柵を乗り越えたりする危険性はなく安心です。しかし、赤ちゃんが柵によじ登ることができるまで成長すれば、柵から転落して怪我をしてしまう危険などもあります。
赤ちゃんがある程度大きくなったら、ベビーサークルの利用中止を検討しましょう。
赤ちゃんが嫌がる時の対策
もし赤ちゃんがベビーサークルを嫌がるのであれば、ママやパパも近くで一緒に遊び、楽しい場所と印象付けるのが重要です。赤ちゃんがベビーサークルを「楽しい場所」と認識すれば、嫌がることなくベビーサークル内で遊んでくれるでしょう。また、ベビーサークル内に新しいおもちゃなどを入れてあげるのも有効です。
スペースを広げたり、モノを囲ったりする使い方も!
パネル(柵)を後から追加できるタイプのベビーサークルであれば、スペースを広げることが可能です。赤ちゃんの成長に合わせてスペースを広げれば、伸び伸びと遊ばせてあげられるので、運動能力の発達を遅らせる心配もありません。
また、ベビーサークルは物を囲うような使い方も可能です。ベビーサークルの外で行動し始めた赤ちゃんにとって、家の中は興味を引く物がたくさんあります。触ってほしくない物や危険な物をベビーサークルで囲ってしまうのも良いでしょう。
ベビーサークルの選び方
ベビーサークルを利用すれば、赤ちゃんは安全に遊ぶことができ、親は家事などにも集中できます。しかし、実際にベビーサークルを選ぶ際にはどのような点に注意して選べばいいか分かりませんよね。ここからは、ベビーサークルの選び方について解説をしていきます。
設置する目的や場所で選ぶ
ベビーサークルを選ぶ際は、どのような目的で設置するのかを明確にしましょう。たとえば、少し赤ちゃんから離れる時などに使用したい場合は、小さめのサイズでも問題ありません。家事を行う間など長時間使用する場合は、大きいサイズのベビーサークルがおすすめです。
また、ベビーサークルは、ママ・パパの目が届く範囲に設置することが理想です。基本的にリビングに設置することが多くなるため、普段の生活スペースを圧迫しないサイズのものを選ぶと良いでしょう。
素材や種類で選ぶ
ベビーサークルは、木製・プラスチック製・メッシュ素材などでできているものがほとんどです。自宅のインテリア、生活スタイルなどに合わせて選べば有効的にベビーサークルを利用できるでしょう。
木製タイプ
木製タイプのベビーサークルは、リビングに設置してもインテリアに馴染みやすいことが特徴です。また、材質の強度が高いため、柵の一本一本が細目に造られています。そのおかげで設置した際の圧迫感が少なく、サークル内の死角も無くなるというメリットもあります。
さらに適度な重量があり、サークルの位置がズレにくいのも魅力です。インテリアにこだわりがあるご家庭や将来的にモノを囲うような使い方をしたい場合は、木製タイプのベビーサークルがおすすめです。
プラスチックタイプ
プラスチックタイプのベビーサークルは、カラフルでキュートなデザインの商品が豊富です。比較的リーズナブルな価格やパネルにおもちゃが付いている機能性などがプラスチックタイプの魅力でしょう。
市販されているプラスチックタイプのほとんどは、パネルの中が空洞になっているので、軽量で持ち運びしやすいという特徴もあります。設置場所の変更や出し入れを頻繁に行いたい人には、プラスチックタイプのベビーサークルがおすすめです。
メッシュタイプ
メッシュタイプのベビーサークルは、必要な時だけ出したり、頻繁に移動させたりするのに向いています。比較的コンパクトなサイズの商品が多いため、短い時間だけ使用したい人におすすめです。
材質が柔らかく軽量なので安全性に優れていますが、汚れやすいという特徴もあります。赤ちゃんが汚してしまうことを考えて、洗えるものを選ぶのが良いでしょう。
マットタイプ
マットタイプのベビーサークルは、側面・床面が分厚く柔らかいことが特徴です。転倒した際に衝撃を吸収してくれるので活発な赤ちゃんでも安心です。また、おもちゃを落としたり、ぶつけたりしても床が傷つくことが少ないので、賃貸物件に住んでいる人にはマットタイプをおすすめします。
比較的高額な商品が多いものの、将来的にプレイマットとして長く活用していくことも可能です。
おもちゃが付いているものもおすすめ
ベビーサークル内におもちゃが付いていれば、赤ちゃんが楽しくサークル内で遊んでくれますのでおすすめです。サークル内におもちゃを入れてあげるのもいいですが、最初からサークルにおもちゃが付いている製品も便利です。
ただし、踏み台になるようなおもちゃを入れてしまうと、赤ちゃんが柵を乗り越えようとして危険ですので注意しましょう。
ドアが付いているかをチェック
ベビーサークルには、ドアが付いているタイプと付いていないタイプがあります。ママ・パパの目の届く範囲で自由に出入りさせてあげたい場合などは、ドア付きの商品がおすすめです。長時間目を離すことが多い人や締め忘れが不安な人などは、柵をまたいで出入りするタイプのベビーサークルがおすすめになります。
ベビーサークルの人気おすすめモデルを紹介
AQレントで人気おすすめのベビーサークルは以下の通りです。
- 日本育児 | はらぺこあおむし ミュージカルキッズランドDX
- 幅163cm ベビーサークル 8枚セット 木製
- 日本育児 | 洗えてたためるポータブルベビーサークル
ベビーサークルを選ぶ際は、使用目的や設置場所をできるだけ具体的に考えておくことが大切です。それぞれの商品の特徴をチェックして、あなたと赤ちゃんにピッタリのベビーサークルを選びましょう。
日本育児 | はらぺこあおむし ミュージカルキッズランドDX
日本育児のはらぺこあおむし ミュージカルキッズランドDXは、赤ちゃんの興味を引く知育玩具パネルが付いた、プラスチックタイプのベビーサークルです。パネル下段には小さな赤ちゃん向けのおもちゃが、上段には手指を動かして遊ぶ幼児まで楽しめるおもちゃが付いているので、成長に合わせて長く楽しめることが特徴です。
片手で開閉できるドア付きでママ・パパの出入りもラクチン。ロック機能がついており、赤ちゃんが脱走する心配を減らせます。また組み立て・収納が簡単なのでお掃除や急な来客時も安心。変形・拡張にも対応し、好みの形やサイズに変えられます。
幅163cm ベビーサークル 8枚セット 木製
幅163cm ベビーサークル 8枚セット 木製は、ジョイントパーツで簡単に組み立てできる丈夫な木製タイプのベビーサークルです。8枚のパネルを正方形・長方形など好みの形に組み替えられることが特徴です。重量がある上に滑り止めがついているので、赤ちゃんが押してもずれにくく安心。
高さは56cmと、赤ちゃんが乗り越えにくく、大人がまたぎやすい設計になっています。インテリアに馴染みやすいのでリビングにも置きやすいのは嬉しいポイントです。
日本育児 | 洗えてたためるポータブルベビーサークル
日本育児の洗えてたためるポータブルベビーサークルは、使いたいときにサッと広げられ、簡単にたためるメッシュタイプのベビーサークル。3.8kgと超軽量で、付属の収納袋に入れれば帰省や旅行でもラクラク持ち運びできます。
柔らかいメッシュ素材なので、よちよち歩きの赤ちゃんが転んでもケガの心配がありません。遠くからでも赤ちゃんの様子が見やすく、家事をしながらの見守りも安心です。また、カバーを外して丸洗いできるため清潔に保てます。
ベビーサークルを使って、赤ちゃんの成長を安全に
今回はベビーサークルを使う効果や活用シーンを紹介しました。赤ちゃんとの生活でどんな使い方をするか、いつまで使いたいかをイメージしながら選びましょう。
ベビー用品は使用期間が短いのでできれば費用を抑えたいですよね。また使わないときの収納や、不要になったときの処分も大変です。レンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。