空気清浄機はとても便利な生活家電ですが、性能をフルに発揮するには日頃のお手入れが欠かせません。タンクを水洗いし、カビや雑菌の繁殖を防止するようにしましょう。
今回は、空気清浄機の掃除の頻度や手順などを解説します。掃除する際のポイントも説明するので、空気清浄機を正しく使用するために役立ててください。
空気清浄機は定期席に掃除しないと効果が落ちる?
空気清浄機は定期的な掃除が必要です。フィルターが目詰まりしていると、空気の流れが悪くなって性能が低下します。また、タンクや本体の表面に付着した汚れがカビ・雑菌の繁殖につながり、清浄機が本来持っている機能を発揮できなくなります。
故障の原因になる
空気清浄機の故障の原因はさまざまですが、定期的なメンテナンスを怠ることが一つの原因となります。フィルターの交換や洗浄をしないまま長期間使用したり、タンクや本体を清掃しなかったりすると、目詰まりや汚れが原因で動作が不調になることがあります。
電気代が高くなる
空気清浄機の電気代は、使用環境や機種によって異なりますが、連続して使用することで電気代が高くなる可能性があります。フィルターの目詰まりや汚れが原因で空気の流れが悪くなると、清浄機が無駄な動作をするため電気代がかかってしまいます。
ホコリやカビをまき散らす
空気清浄機がホコリやカビをまき散らす原因は、フィルターの劣化や掃除不足、タンクや本体の清掃不良、適切な場所に設置しないなどが考えられます。
フィルターが汚れていると、本来取り除くべきホコリやカビがフィルターを通過せず、空気中にまき散らされるおそれがあります。定期的なメンテナンスを行い、清潔な状態を保つことが大切です。
空気清浄機の掃除頻度のおすすめは?
一般的に空気清浄機のフィルター交換目安は、1年~2年程度とされています。ただし一部の空気清浄機にはフィルター交換が不要で、洗浄や掃除だけで十分なものもあります。
フィルター交換10年不要でも掃除は必要?
たとえフィルター交換が10年不要な製品であっても、長く性能をキープさせたいなら定期的な掃除は必須です。消耗品の耐久性が高いからといって、日常的なお手入れがまったく不要というわけではないので注意してください。
クエン酸や重曹で簡単に! 空気清浄機のお手入れ方法を解説
空気清浄機のお手入れ方法には、クエン酸や重曹を使った簡単なやり方があります。
まずはフィルターや本体を取り外して、ブラシなどでホコリや汚れを取り除きます。次に、クエン酸を薄めた水や重曹を水で溶いた液体を使って、フィルターを洗います。洗浄後はよく水で洗い流してから水気を取り、陰干しして乾燥させます。
電源コードを抜く
空気清浄機の電源コードを抜く際には、まず本体の電源を切ってください。次に、コンセントからプラグを優しく引き抜きます。無理に引っ張らず、しっかりと握ってゆっくりと引き抜くようにしましょう。
本体を拭く
柔らかい布を使って本体を拭きます。水分が多い場合はしっかり絞ってから拭くようにしましょう。また、アルコールや溶剤などの薬品を使用する場合は、取扱説明書に記載された使用方法に従って行ってください。本体に直接かけないように、布につけてから拭くようにすると安全です。
集塵フィルター・脱臭フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
フィルターを本体から取り外し、掃除機のノズルで軽く吸い取るようにして、フィルター表面のホコリを取り除きます。掃除機の吸引力が強すぎる場合は、フィルターが破損する恐れがあるため弱めの吸引力がおすすめです。
空気清浄機のセンサー部分の汚れを拭く
柔らかい布を使ってセンサー部分を軽く拭きます。水分が多い場合はしっかり絞ってから拭くようにします。アルコールや溶剤などの薬品を使用する場合は、取扱説明書に記載された使用方法に従って行いましょう。
給水タンクを掃除する
給水タンクを搭載した製品の場合、タンクを本体から取り外して内部に残っている水を捨てます。タンクの中についた汚れを落とすために、中性洗剤や専用のクリーナーを使います。タンク内に直接かけないように、布につけてから拭くようにすると安全です。
フィルターやトレイを水洗いする
フィルターやトレイを本体から取り外し、水洗いが可能であることを確認してから、水道水で洗浄してください。取扱説明書に記載された方法に従って、使用する水温や洗剤などを選択する必要があります。
フィルターやトレイを乾燥させる
水洗いが終わった後にフィルターやトレイについた余分な水滴をタオルなどで取り除きます。その後は風通しの良い場所に置いて陰干しし、完全に乾燥させてください。
ただし日光に当てるなどの強い乾燥方法は、フィルターやトレイを破損する恐れがあるため避けるようにしましょう。
本体の内部を拭く
カバーを外したら、内部を柔らかい布などで拭き取ります。内部には電気部品があるため水分に気をつけてください。水分が入り込むと故障の原因になります。また、内部を拭く際には、専用のクリーナーやクリーニングキットを使用することをおすすめします。
空気清浄機をきれいに保つコツ
以下のポイントを意識することで、空気清浄機の効果を維持することができます。
使い捨てフィルターは定期的に交換する
使い捨てタイプのフィルターはある程度使用すると交換する必要があります。フィルターが劣化した状態で使い続けると効果が低下する可能性があるので、メーカーの定めた交換時期を守ることが重要です。
給水タンクの水を毎日入れ替える
給水タンクを備えたタイプの空気清浄機(加湿空気清浄機)は、水を入れることで加湿効果が得られます。しかし、給水タンクには菌やカビが繁殖する可能性があるため、水を毎日入れ替えることが推奨されています。
こまめなメンテナンスで空気清浄機を長持ちさせよう
空気清浄機を長持ちさせながらフルに効果を得るためには、こまめなお手入れが必要です。掃除方法を知っていれば簡単に行えますが、水洗い不可のフィルターもあるため注意しましょう。掃除が苦手な方は使い捨てフィルターを使用したり、日頃から部屋の掃除にも気を配りきれいな状態を保ったりすることで、掃除の手間を軽減できます。
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