ベビーカーの乗り心地を改善できる便利アイテム「ベビーカーシート」。ベビーカーの汚れ防止やクッションとして、さらに暑さ・寒さ対策に役立つものなど、さまざまな機能を備えた製品が販売されています。
しかし種類が多すぎて、どれを選んだらよいか迷ってしまいますよね。そこで今回はベビーカーシートの選び方を詳しく解説します。
ベビーカー用シートの必要性
「ベビーカーシート」とは、ベビーカーの座面に取り付ける縦長のシートです。移動中の揺れによる衝撃・振動を吸収してくれるので、赤ちゃんの乗り心地が良くなります。
ミルクや食べこぼしなどで汚れても、サッと外して洗えるのでお手入れがらくちん。ベビーカー本体が汚れるのも防ぐカバーとしても活躍します。
ベビーカーシートはさまざまな色柄や素材のものがあり、季節ごとに付け替えるのがおすすめです。夏場は薄手の冷感素材のものにすればひんやり涼しい汗取りマットとして、場は厚手のものを選べば防寒マットとして活用できますよ。
ベビーカー用シートの選び方
ベビーカーシートはさまざまな製品が販売されており、形や素材、使い勝手もバリエーション豊かです。ここからは、赤ちゃんが快適に使えるベビーカーシートを選ぶための基準やチェックポイント、さらにおすすめの機能などを紹介します。
手持ちのベビーカーに合うか確認する
ベビーカーシートを選ぶ際は、手持ちのベビーカーに合うかを必ず確認しましょう。ここでチェックすべきポイントは、「シートのサイズ」と「ベルト穴タイプ」の2点です。
ベビーカー本体とシートのサイズ
まずは手持ちのベビーカー本体とシートのサイズ、対応ベビーカーの種類などを確認しましょう。ほとんどのベビーカーシートはどのベビーカーにも装着可能ですが、一部の特殊なベビーカーには装着できないことがあるので注意が必要です。
また、ベビーカーシートには頭から背中まで覆うタイプと、頭からお尻まで覆うタイプがあります。ベビーカー本体の汚れを防ぐには、お尻まで覆うタイプがおすすめです。よりぴったりサイズものが欲しい方は、手持ちのベビーカーのメーカーから販売されている純正品のシートを購入すると良いでしょう。
ベルト穴タイプ(3点式・5点式)
ベルト通し穴の数や大きさが、手持ちのベビーカーと合うかもチェックしましょう。主なベビーカーは、腰のみをホールドする3点式ベルトと、腰・肩をホールドする5点式ベルトの2種類です。
両方に対応しているベビーカーシートもあれば、そうでない製品もあるので注意しましょう。ベルト穴の大きさや位置が合うものを選べば、シートがずれる心配がなく快適に使えます。
シートの素材で選ぶ
ベビーカーシートはさまざまな素材の製品があります。赤ちゃんが心地よく使用できるように、それぞれの特徴や適した季節を知っておきましょう。
ガーゼ素材
新生児の肌着にも使用されるガーゼは、赤ちゃんの肌に優しい安心素材です。吸湿性・通気性が良いため夏場はムレにくく、冬場は熱をキャッチするので温かいのが特徴。オールシーズン使えるのが嬉しいですね。洗濯してもすぐに乾くので、お手入れのしやすさも優れています。
メッシュ素材
通気性が高いメッシュは、汗っかきの赤ちゃんにおすすめの素材です。真夏でもサラッとした肌ざわりで赤ちゃんが快適に過ごせます。裏地のみメッシュのシート、クッション材と組み合わせて立体構造になったメッシュシートなど、さまざまなタイプがあるのでチェックしてみましょう。
パイル素材
パイルは糸をループ状に織った素材で、いわゆるタオル地のこと。生地が厚く、ふんわりとした肌ざわりが特徴です。吸湿性・保温性が高く、寒い冬場に活躍します。また吸水性にも優れているので、汗をしっかり吸い取ってくれます。
オーガニックコットン
オーガニックコットンは天然素材の綿のみで作られているので、敏感肌の赤ちゃんでも安心して使えます。一般的なコットンよりもやわらかいのが特徴です。吸湿性が高く汗取り効果は抜群。洗濯後すぐに乾くので、使い勝手も優れています。アトピー傾向の赤ちゃんや、素材にこだわりたい方はぜひ使ってみてください。
夏冬でも快適な保冷機能・保温機能
真夏の暑さ対策・冬場の寒さ対策としてベビーカーシートを使いたい場合は、保冷機能・保温機能の有無を確認しましょう。保冷剤・保温剤が入れられるポケット付きのシートであれば、涼しさや温かさを保てるので長時間のお出かけに重宝します。
なかには専用の保冷、保温ジェル付きの製品も販売されています。特に保冷・保温の兼用タイプがおすすめですよ。
購入の際は、保冷・保温機能の持続時間もあわせてチェックしましょう。メーカーによっては1時間~3時間ほどと持続時間に差があるので、より機能性が高いものをチョイスすると便利です。
ひんやり冷たい接触冷感素材もおすすめ
保冷剤を使うと、赤ちゃんの体が冷えすぎないか心配な方も多いはず。そんな場合におすすめなのが、ひんやり冷たい接触冷感素材のベビーカーシート。
特に低月齢の赤ちゃんは冷えすぎると体に良くないので、こちらが適しています。保冷剤を毎回凍らせる手間を省けるので、手軽に涼しさを取り入れたい方もぜひ試してみてください。
お手入れのしやすさで選ぶ
ベビーカーシートは汚れやすいため、お手入れのしやすさも重要です。急な汚れに対応できるものを選んでおけば、ママ・パパの負担をグッと減らせますよ。
急に汚れても使えるリバーシブル仕様のもの
赤ちゃんの吐き戻しや食べこぼしなどで、ベビーカーシートが急に汚れてしまうことがあります。とはいえ予備のシートを持ち歩くのも荷物が増えて大変ですよね。
リバーシブル仕様であれば、外出先で汚れても裏返して使えます。リバーシブル仕様のベビーカーシートは表と裏で別の素材の製品もあり、気分や季節にあわせて変えられるのも魅力ですよ。
簡単に着脱しやすいもの
簡単に着脱できるベビーカーシートを選べば、洗濯するときの手間を省けます。ひもで結んで固定するタイプやベルト穴が大きいタイプは、着脱が簡単なのでおすすめです。
ただし着脱しやすいものは、赤ちゃんが座っているときにズレやすい傾向にあります。着脱のしやすさとあわせて、ズレにくさもチェックしましょう。
洗濯機で丸洗いできるもの
汚れやすいベビーカーシートは、自宅で洗濯できると清潔に保てます。多くのシートが洗濯可能ですが、洗い方は製品によってさまざま。そのため洗濯方法や使用できる洗剤など、表示をしっかり確認しておきましょう。洗濯機で丸洗いできるものであれば、お手入れがより簡単なのでおすすめです。
毎日のように使うベビーカーシートは、乾きやすさも重要です。乾燥機が使えるか、脱水できるか、乾きやすい素材であるかも確認して選ぶといいでしょう。
ベビーカー用シートの人気メーカー
どのベビーカーシートを買えば良いか迷った場合は、メーカーに着目して探してみるのもひとつの方法です。ここではベビーカー用シートを販売している人気メーカー2社を紹介します。
Combi(コンビ)
コンビは幅広いベビー用品を扱う、国内大手のメーカーです。ベビーカーシートは通気性に優れた素材を使用しているのが特徴。夏場でも汗っかきの赤ちゃんが快適に過ごせます。
また速乾性が高いため乾きやすく、洗濯機で丸洗いできるのでお手入れのしやすさも抜群です。コンビのベビーカーを使用している方は、あわせて使うのがおすすめですよ。
Aprica(アップリカ)
アップリカも同じく国内大手のベビー用品メーカーです。ベビーカーシートは着脱しやすい構造になっているので、お手入れがラクラク。さらにクッション性に優れた製品も多数展開されており、ベビーカーの衝撃から赤ちゃんを守ってくれます。
アップリカ製・グレコ製のベビーカーに対応した製品を販売しているので、手持ちのベビーカーとあわせてぜひ使ってみてください。
暑さ&寒さ対策やベビーカーの汚れ防止に便利なベビーカー用シート
赤ちゃんがベビーカーに快適に乗れるベビーカーシートは、選ぶ製品によってさまざまな機能があります。洗いやすいものやクッション性が高いもの、暑さ&寒さ対策に特化したアイテムなど、使用シーンや季節ごとに使い分けるのがおすすめですよ。本記事を参考にして、赤ちゃんもママ・パパも使い勝手の良いアイテムを見つけてください。
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