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電子レンジの臭いの原因は? 焦げ取りのコツや重曹を使った簡単な掃除方法を解説

2022年1月13日

電子レンジの臭いの原因と焦げ取りのコツ、重曹を使った掃除方法を解説

一人暮らしの必需品といえば、まず挙げられるのが電子レンジ。食品の温めや調理など、さまざまなシーンで食生活を手助けしてくれる家電です。そんな生活に欠かせない存在となっている電子レンジですが、扉を開けたときに臭いが気になったことはありませんか? その臭いは食品を温めたときに飛び散った油などの汚れや焦げが原因かもしれません。そのまま放置しておくと故障の原因にもなってしまいます。この記事では、電子レンジにつく臭いの原因や消臭の方法を紹介します。

電子レンジの嫌な臭い。汚れの種類や原因は?

電子レンジの扉を開けたときに漂う鼻につく臭い。電子レンジの臭いにはどのようなものがあるのでしょう。実は、電子レンジの臭いには3つの原因があります。ここでは、電子レンジの臭いの原因について解説します。

温めた食品の臭い

電子レンジの臭いの元の1つ目は、温めた食品の臭いです。電子レンジで食品を温めると、当然ですが温めた食品の臭いが庫内に充満します。充満した食品の臭いをそのままにしておくと、庫内に食品の臭いがこびりついてしまいます。特に臭いが強い食品を温めた後の電子レンジは、なかなか臭いが取れないので困りものです。

庫内に飛び散った汚れの臭い

臭いの原因の2つ目は、庫内の汚れです。電子レンジで食品を温めると、加熱された食品が吹きこぼれたり飛び散ったりして、庫内を汚してしまうことがあります。また、見た目には汚れていないようでも、蒸発した食品が庫内に付いていることも。この汚れを放置してしまうと、雑菌やカビが繁殖して悪臭の元になってしまいます。

焦げの臭い

3つ目は焦げの臭いです。電子レンジで食品を温めすぎることで、温めた食品が焦げてしまうことが臭いの原因になります。また、食品を加熱するときに庫内にこびりついた汚れも一緒に加熱されるため、汚れが焦げて臭いの原因になっていることもあります。

汚れや臭いを放っておくことの影響は?

電子レンジの臭いやその原因となる庫内の汚れをそのまま放置しておくと、どのようなことが起きるでしょう。衛生的に良くないことはもちろん、必要以上に電力が消費されて余計に電気代がかかったり、電子レンジの温度制御がうまく行われなくなったりして、最悪の場合には電子レンジが故障してしまうこともあります。

不衛生・さらなる臭いの原因に

電子レンジの庫内には、食品の吹きこぼれや飛び散りがあったり、食品を加熱したときに発生する水分が残っていたりするので、カビや雑菌が増殖するのに絶好の環境になっています。雑菌やカビが増殖すると、悪臭の原因にもなりますし不衛生です。見た目には汚れていないように見えても、庫内にある温度センサーやファンなどの隙間では、臭いの原因となるカビや雑菌が増えているかもしれませんよ。

電子レンジの機能が悪くなる

電子レンジの汚れが庫内の温度を測るセンサーなどに付いたまま放置してしまうと、温度制御がうまくできなくなったり、食品がなかなか温まらなくなったりすることがあります。

電気の消費量が多くなる

電子レンジの電磁波が庫内に付着した汚れも一緒に温めてしまうと、温めるために入れた食品に電磁波が十分に当たらなくなってしまい、何度も追加で加熱しなければ食品が温まらなくなります。そのため、本来その食品を温めるために必要な電力よりも消費電力が増える結果になります。

電子レンジの臭いの取り方・掃除方法

電子レンジについてしまった臭いは、どうやって落とせばよいのでしょう。ここでは、電子レンジについてしまった臭いの取り方や汚れの落とし方を紹介します。電子レンジの臭いは、身近にあるもので簡単に落とすことができるので、ぜひ試してみてくださいね。

柑橘系果物の皮を使う場合

柑橘系の果物には、消臭効果がある「リモネン」が含まれています。それを利用して、レモンやみかんなどの柑橘系の果物の皮を使って、電子レンジの臭いを落とすことができます。

まず、レモンやみかんの皮を1~3個分ほど用意します。その皮を耐熱皿の上に広げて、電子レンジで約1~2分加熱して庫内に蒸気を充満させてください。粗熱がとれたら、加熱した皮を使って庫内を拭き掃除します。最後に濡らしたキッチンペーパーや布巾などを使って庫内を拭き上げます。

コーヒーの出がらしを使う場合

コーヒーには、臭いを吸着する効果があります。この効果を利用して、ドリップ後のコーヒー豆の出がらしを使って電子レンジを消臭することができます。

まず、ドリップ後のコーヒー豆の出がらしを耐熱皿に広げて、電子レンジで1~2分ほど加熱します。その後、冷めるまでそのまま放置し、十分に冷めたら取り出してください。電子レンジの庫内の水分をキッチンペーパーや布巾などで拭き取ればOKです。

お茶の出がらしを使う場合

カテキンの殺菌消臭効果を利用して、電子レンジの臭いを取ることができます。

方法はコーヒーと同様で、お茶の出がらしを耐熱皿に広げて、電子レンジで1~2分ほど加熱した後、冷めるまでそのまま放置して取り出したら、庫内の水分をキッチンペーパーや布巾などで拭き取ります。

お酢を使う場合

お酢は酸性なので、アルカリ性の汚れを落とすのに効果的です。また、酸性とアルカリ性の中和作用により、電子レンジの臭いも防いでくれます。

耐熱容器に5倍に薄めたお酢を入れて電子レンジで温めます。庫内に水蒸気が充満したら、そのまま30分ほど放置します。お酢の入った耐熱容器を取り出したら、庫内を布巾などで拭き取ります。お酢の臭いが飛ぶまで、電子レンジの扉を開けたまま放置してください。

重曹を使う場合

お酢を使っても落ちない汚れや臭いには重曹を使ってみましょう。重曹はアルカリ性なので、酸性の汚れや臭いに効果が期待できます。

耐熱容器に重曹を溶かした水を入れて電子レンジで加熱します。庫内に水蒸気が充満したら、そのまま30分ほど放置してください。重曹水が入った耐熱容器を庫内から取り出し、庫内を布巾で拭き取ります。

臭いを予防して電子レンジを長持ちさせる使い方

日頃から、電子レンジに臭いや汚れがつかないように対策することで、電子レンジを清潔に保ち、長持ちさせることができます。電子レンジを長持ちさせるコツは、こまめな掃除です。庫内が汚れると食品が温まりにくくなり、故障の原因になります。また、食品の吹きこぼれや飛び散った汚れをそのまま放置すると、電子レンジで食品を加熱したときに、発煙や発火する恐れもあります。

最近の電子レンジは食品を加熱するときにラップが不要のものもありますが、食品の飛び散りを防ぐためには、ラップを使うことをおすすめします。水分の多い食品を加熱するときには、大きめの容器を使うことで食品の吹きこぼれを防止できますよ。臭いが強い食品を温めた後は、電子レンジの扉を開けて臭いを逃がすようにしましょう。

少々手間ではありますが、電子レンジで食品を温めた後は、布巾などを使って庫内を拭き掃除するように心がけるとよいでしょう。また、定期的に重曹やお酢を使って庫内を清掃することで、汚れが蓄積してしまうのを防ぐことができます。日頃から電子レンジを清潔に保つことが大切ですね。

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電子レンジの臭いが気になったら、ここまでに解説した方法で庫内を掃除するようにしましょう。頻繁に使っているからこそ、こまめなお手入れを心がけてくださいね。もし長い間使っていて調子が悪いと感じたら、買い替えの検討が必要かもしれません。

最近では省エネ性能が高い電子レンジも多く発売されているので、電気代の節約にもつながりますね。購入に悩んでいる方は、家電レンタルもおすすめです。

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