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赤ちゃんの首すわりはいつから? 時期や練習方法、抱っこするときの注意点を紹介

赤ちゃんの首すわりの時期はいつからか、練習方法や注意点を紹介

赤ちゃんの体の発達過程のひとつである、首すわり。いったい首すわりとはどんな状態のことを指すのでしょうか。また首がすわる時期も気になりますよね。今回は首すわりの時期や首すわり前後での抱き方の違いなどを紹介します。練習方法や注意点とともに理解を深めていきましょう。

赤ちゃんの首すわり、どういう状態?

首すわりとは、他者の支えなしで首がぐらつかず安定した状態のことです。新生児は首の筋肉がまだ発達しておらず、首は不安定な状態です。首がぐらぐらしなくなれば首がすわったといえます。ではどうやって首がすわったか確認すればよいのでしょうか。

首がすわったか確認する方法

首すわりの見極め方、確認方法を解説します。無理に確認するのは危険ですので、3ヶ月過ぎたあたりから行ってくださいね。

うつぶせにしてみる

うつぶせの状態から頭を持ち上げることができればそれは筋肉が発達している証拠であり、首がすわったことを意味します。頭を持ち上げる際、赤ちゃんは補助的に腕を使う場合もあり、首以外の筋肉の発達を確認することもできます。

あおむけの状態から起こしてみる

赤ちゃんをあおむけの状態に寝かせ、両腕を優しく持ち上げながら身体を45度起こして「引き起こし反射」を確認します。上体と一緒に遅れず頭もついてくれば首がすわっている証拠です。このとき腕が抜けないよう、無理に強く引っ張らないでください。

縦抱きにして身体を傾けてみる

赤ちゃんを胸元に抱き寄せ、赤ちゃんが立った状態になる「縦抱き」をします。そして、赤ちゃんの両脇から手を入れ、頭を支えます。頭から手を離したとき、首が前後左右にだらんとならなければ首がすわっているといえます。

気になる場合は専門家や医師に相談

首すわりが遅いなど、気になることがあれば専門家や医師に相談するようにしてくださいね。多くの場合は3ヶ月検診で首すわりの状態を診てもらえたり、アドバイスが聞けたりします。

詳しくはコチラ

赤ちゃんの首がすわるのはいつから?

産まれたばかりの赤ちゃんは首の筋肉が弱く、頭はぐらぐらしている状態です。日が経つにつれ、筋肉とともに体の機能が発達します。また、個人差がありますが首すわりの目安は生後3~4ヶ月といわれています。

生後2ヶ月頃

首すわりの兆候が見られるのはだいたい生後2ヶ月頃です。自分でうつぶせ状態から頭を持ち上げたり、好きな方向に首を向けて頭を固定したりするようになります。ただし、まだ兆候ですのでここから注意深く様子を見る必要があります。

生後3~4ヶ月頃

生後3~4ヶ月で赤ちゃんの体重は約2倍になります。首の筋肉も発達し、この頃にはほとんど首で頭を支えられるようになっており、約9割の赤ちゃんは首がすわる時期です。

生後5ヶ月頃

生後5ヶ月になるとだいたいの赤ちゃんは首がすわってきています。まだ首の筋肉も発達している段階ですので、たまに首がガクンとなることも。生後3~4ヶ月で首がすわりだした赤ちゃんもまだ生後5ヶ月では不安定ですので、注意深く見守ってあげてくださいね。

首すわりの練習方法

首すわりの練習方法にはどんなものがあるのでしょうか。首すわりができるようになる時期は個人差があるため、焦る必要はありませんが、日常の中で少し工夫して首の筋肉を鍛えてあげるのもいいかと思います。

トレーニング1:うつ伏せ

赤ちゃんをうつ伏せにして、スフィンクスのように腕を体の前に出します。そして赤ちゃんがお気に入りのおもちゃを視線より少し上でゆらゆらさせてみてください。興味のあるものだと自然に頭を上げます。1日5~10分程度が目安です。

トレーニング2:縦抱き

縦抱きでの抱っこも首すわりの練習ができるいい方法です。赤ちゃんと向かい合わせではなく、赤ちゃんの背中がパパ・ママの胸の方にくるよう膝の上に座らせます。片手を赤ちゃんの膝下に入れ、もう片方の手で身体(頭部含む)を支えます。

首がすわる前、すわりかけの時期に気を付けること

首が完全に座っていない時期の赤ちゃんは抱くとき以外にも、気を付けるべき点がいくつかあります。お風呂に入れるときやベビーカーに乗せるときなど、具体例とともに注意事項をご紹介します。

お風呂に入るときは頭を支える

沐浴または一緒にお風呂に入る場合、どちらも必ず赤ちゃんの首から頭あたりをしっかりと支えましょう。滑ってしまうのが不安なときは、太ももに濡れタオルを敷いておくのもおすすめです。

強く揺らさない

首がすわる前の赤ちゃんは強く揺らすことによって「乳幼児揺さぶられ症候群」になってしまうことも。首の筋肉が未発達であるため、脳が衝撃を受けやすく血管や神経を損傷する可能性もあり注意が必要です。

外出時はベビーカーに乗せる

首がすわる前の赤ちゃんとのお出かけにはベビーカーを使うのがよいでしょう。ベビーカーだと首の位置が安定しますし、それにパパ・ママにとって移動が楽になります。荷物を置けるのもベビーカーの魅力ですね。ベビーカーでも使える首や頭をサポートするグッズがあると赤ちゃんと安心してお出かけができます。

肌着は前開きのものを着せる

頭からかぶるタイプの肌着は首がすわる前だとネック部分から頭をうまく出せません。脱いだり着せたりするのも大変です。そのため、首がすわるまでは前開きの肌着を着せることをおすすめします。また、前開きタイプは赤ちゃんを寝かせた状態で着替えさせられるのも特徴です。

詳しくはコチラ

首すわり前後の抱っこの仕方

首がすわる前後で抱っこの仕方も違うのでしょうか。どんなことに注意して抱っこをすればよいか解説します。

首すわり前の抱き方

首すわり前の赤ちゃんは筋肉も未発達であるため、体に負担をかけないよう注意が必要です。優しく抱いて赤ちゃんをリラックスさせてあげてくださいね。

首と身体をしっかり支える

首と身体をしっかり支え、手で首を固定することがポイントです。抱き方の基本は横抱き。横抱きとは肘に赤ちゃんの頭を乗せ、お尻を手のひらで安定させて赤ちゃんを抱く人の身体に密着させる抱き方です。

赤ちゃんの状態にあった抱っこ紐を用意しよう

お出かけのときに役立つのが抱っこ紐。首すわり前の赤ちゃんには横抱きできる抱っこ紐がおすすめです。

首すわり前の縦抱きはNG?

首すわり前の赤ちゃんは首が不安定であり、縦抱きをすると負担がかかってしまいます。しかし、しっかりと首を支えてあげられるなら少し縦抱きを取り入れてみてもいいかと思います。げっぷは縦抱きのほうが出しやすいですし、パパ・ママもずっと横抱きでは腕が疲れてしまいます。ただし縦抱きするときは短時間で行ってくださいね。

首すわり後の抱き方

視力の発達はまだ十分でないので、この時点では広さや奥行き、高さがなんとなく分かる程度です。縦抱きの仕方は胸から肩くらいの高さで抱くこと。片腕で赤ちゃんのお尻全体を支え、もう片方の腕はわきの下にあてましょう。

焦らずゆっくり、わが子の発育ペースを大切に

生後5ヶ月の頃にはだいたいの赤ちゃんは首がすわった状態になります。発育スピードは個人によって異なりますので、ゆっくり見守ってあげてくださいね。また、慣れない育児に慌てないためにも月齢に合わせて事前にベビー用品を準備しておくと安心です。

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