初めての子育ては普段のお世話以外に、気温や湿度の変化にも気を付けなければいけません。赤ちゃんは自分でコミュニケーションをとることができないので、ちょっとした動きや状況を確認して、快適にすごせる環境をつくってあげましょう。今回は赤ちゃんが寒いと感じているときにみられるサインや寒さ対策について紹介します。
赤ちゃんが寒いと感じているときのサインは?
赤ちゃんは話すことはできませんが、泣いたり、ぐずったり、笑ったりといった動きや表情で自分の状態を教えてくれます。泣いたりぐずったりしている場合は、寒さや冷えが原因かもしれません。顔色が悪くなっていないか、身体が冷えていないか確認しましょう。
手足、腹部、背中が冷たい
赤ちゃんの手や足がいつもより冷たい場合、寒さを感じているサインかもしれません。手や足が冷たいと感じたら、お腹や背中を触ってみましょう。お腹や背中まで冷えていたら寒さを感じている可能性が高いです。
唇の色や顔色が悪い
赤ちゃんがいつもと比べて唇や顔色が青ざめているように感じたら、お腹を触るなどして身体が冷えていないか確かめてみましょう。
体を丸くして泣いている
赤ちゃんが身体を丸めて泣いている時は、寒いと感じているサインの場合があります。
暖めすぎにも注意しよう
赤ちゃんは大人より体温が高く暑がりで、汗もよくかきます。大人と同じ感覚で寒さを判断すると、汗をかいてしまうので注意しましょう。また汗をそのままにしておくと身体が冷えてしまいます。
赤ちゃんにとっての最適な温度
夏以外の季節は20~25℃を保つようにしましょう。朝夕の気温差が激しい日は冷房や暖房を使って、赤ちゃんにとって快適な室温を保つようにしましょう。
赤ちゃんは汗っかき、あせもにも気を付けよう
赤ちゃんはとても汗かきです。冬でも、室内が暑かったりするとすぐに汗をかいてしまいます。汗をかいたのにそのままにしているとあせもができやすくなるので、タオルで拭いたり、着替えたりするなどの予防に努めましょう。
大切な赤ちゃんを守る冬の寒さ対策
冬の室温は、20~22℃くらいが快適といわれています。また、冬は湿度が低くなりやすいので乾燥に気をつけましょう。部屋を温めるのにはオイルヒーターがおすすめです。肌や喉が敏感な赤ちゃんを優しく温めてくれます。
部屋を暖める
赤ちゃんをお風呂にいれてあげる時には、湯冷めしないように脱衣所や廊下など、赤ちゃんが通る場所を温めてあげましょう。
睡眠環境を整える
寝る時はグッズを使って暖かさをキープしましょう。赤ちゃんは寝ているときによく動いて布団から手足がはみ出します。夜、身体を冷やさないためにスリーパーを着せることをおすすめします。また寝る前に赤ちゃん用の湯たんぽで布団を温めてあげると、寝つきが良くなりますが、暖かくしすぎないよう注意しましょう。
暖かい服装にする
赤ちゃんは体温調整が苦手なので、寒いからといって何枚も服を着せてしまうのはかえって危険です。
暖房の効いた室内にいるときは、上着は脱がせて、放熱しやすいようにしてあげましょう。室温ごとの服装の目安としては下記の通りです。
- 室温 18〜21℃
肌着+長袖パジャマ+4〜6重ガーゼのスリーパー - 室温 15〜17℃
肌着+長袖パジャマ+フリース素材のスリーパー
パジャマの生地の目安としては、20℃以上あれば綿パジャマ、19℃以下であればキルティングなど保温性のある厚手のパジャマがあるといいでしょう。肌着は半袖と長袖を上手に使いましょう。
防寒ならベビーベッドも効果的
最近の家に多いフローリングは、夏は冷たくて良いですが冬になると寒くて床が冷えます。そのため、フローリングに布団を敷いて寝ると、床下からの冷気が伝わりやすくなります。ベビーベッドなら冬の寒さ対策をしながら、安心で快適な睡眠環境をつくれるのでおすすめです。
冬は乾燥にも注意! こまめに湿度・温度をチェックしよう
心地いい寝床を準備するなら、季節に関係なく赤ちゃんが寝る前に部屋を20℃前後に暖めましょう。できれば暖房は赤ちゃんが寝る時に消すことが理想です。
また、ここで紹介した温度管理以外にも乾燥対策もしっかり行うようにしてください。赤ちゃんが過ごす部屋の湿度は40~60%がよいと言われております。暖房器具を使う場合は、部屋の水分量が減ってしまいますので、必ず適度に加湿をしましょう。赤ちゃんがいる部屋に温度計・湿度計を置いて、ほどよい環境になるようチェックすることもおすすめです。
ベビーベッドは寒さ対策だけではなく衛生面・安全面でも効果があります。しかし場所を取りますし、使う期間も短いので不要になった時の処分や購入費用に困りますよね。最近ではレンタルを活用する人も増えています。必要なときだけ利用でき、コストも抑えられるので、ぜひ検討してみてください。