赤ちゃんの授乳時に役立つ授乳クッション。出産前に他のベビー用品と一緒に準備される方も多いですが、どのようなものを選べばいいのでしょうか。今回はメリットや使い方・選び方も含めて、授乳クッションのおすすめを紹介します。
授乳クッションのメリットを紹介
授乳クッションは、ママと赤ちゃんの授乳中の負担を軽減してくれるサポートアイテムです。授乳クッションは使用期間が短いため、必要ないと思う人もいるかもしれません。
しかしママの腕で赤ちゃんを支えて、ちょうどよい位置で授乳するのは結構大変です。腱鞘炎になってしまう人もいれば、無理に前屈みの姿勢になり肩や腰を痛めてしまう人もしばしば。
授乳クッションがあれば赤ちゃんをしっかり支えてくれるので、ママの腕への負担が減って正しい姿勢で授乳ができます。それだけでなく、赤ちゃんも安定した姿勢でミルクや母乳が飲みやすくなるのです。
授乳クッションはいつからいつまで使える？
授乳クッションは新生児期～生後6ヶ月頃まで使用する人が多いようです。とくに赤ちゃんの身体が小さく、首がすわる頃までは赤ちゃんもママも授乳に慣れていません。クッションで支えることで授乳がグッとラクになりますよ。
授乳クッションの使い方
授乳クッションは、ママが座った状態でクッションを膝の上に置きます。その上に赤ちゃんを寝かせ、ママの腕を添えて頭や首元・身体をそっと支えてあげます。赤ちゃんをママの胸元へ向けて授乳してあげましょう。
ママはソファや椅子に座るか、床に座る場合はあぐらをかくと安定しますよ。身体を傷めないよう、授乳中は背筋を伸ばして胸を張りましょう。
授乳クッションの選び方
授乳クッションにはさまざまな形状・素材・機能があります。実は選ぶクッションによっては、授乳期間が過ぎてからも長く活用できます。それぞれの特徴を知って、どのタイプが自分に合っているか選んでみましょう。
形状やタイプで選ぶ
授乳クッションは、大きく分けて3つの形状があります。どれも授乳をサポートしてくれるという点は同じなのですが、形状によってその他にどんな用途があるのかご紹介していきます。
授乳クッションのタイプ： U字型
U字型は、授乳クッションではポピュラーな形状です。取り扱いも多いため選択肢が豊富で、リーズナブルな製品を見つけやすいでしょう。授乳以外では、腰がすわり始めたばかりの赤ちゃんのお座りサポートとして活用することができます。
授乳クッションのタイプ： 三日月型
三日月型は妊娠中からママの抱き枕として使用できます。さらにU字型同様、お座りサポートとしても使えるので、かなり長期間活用できるというメリットがあります。
授乳クッションのタイプ： Cカーブ型
Cカーブとはクッションの形状ではなく、赤ちゃんの背中のカーブのことを指します。Cカーブ型に乗せると、赤ちゃんがママのお腹の中にいた頃のような姿勢になり安心するというメリットがあります。
安心して母乳やミルクを飲んでくれるのはもちろん、心地よく眠りやすいので、お昼寝用の簡易ベッドとしても活躍しますよ。
素材で選ぶ
赤ちゃんのお肌は敏感で、乳児湿疹などの肌トラブルも珍しくありません。購入前にクッションの素材もぜひチェックしましょう。
天然素材・オーガニック素材
天然素材・オーガニック素材は少々値が張りますが、赤ちゃんの肌により優しいものです。高品質素材のクッションは出産祝いなどにもぜひおすすめですよ。
綿100％
オーガニックコットンでなくても、赤ちゃんの肌着にも使われる綿100％の布地なら安心できます。綿は肌触りが良く吸水性・吸湿性に優れているので新生児期から使えますよ。
パイル生地
パイル生地とは、タオル素材のことを指します。ふんわりとした肌触りで赤ちゃんも心地よいでしょう。吸水性に優れており、汗もしっかり吸い取ってくれます。
丸洗い洗濯できるといつでも清潔に
授乳中は母乳やミルクがついてしまったり、赤ちゃんやママが汗をかいたりと汚れることが多いです。そのため、洗濯できるクッションを選べば清潔に使えますよ。
カバーのみ取り外して洗濯可の製品もありますが、赤ちゃんが吐き戻してしまいクッションの中身まで染みてしまうこともあるため、丸洗いできるとさらに安心ですね。
授乳クッションはへたりにくい硬さもポイント
授乳クッションは、へたりにくいようにある程度の硬さがあるものを選びましょう。赤ちゃんを授乳クッションに乗せたときに、重みで沈んでしまうと授乳しにくくなります。また使っているうちに中綿がへたってきて高さがなくなってきてしまうことも。
できれば実際に手で触って、綿がしっかり詰まっているか確認しましょう。ネット通販などで購入するときは、購入者のレビューを参考にするのも良いですね。へたらない素材がよい場合は、ビーズ素材のクッションもおすすめです。
高さや厚みがあるクッションを選ぼう
ママも赤ちゃんもラクな姿勢で授乳するには、授乳クッションである程度の高さを出す必要があります。せっかくクッションを購入したのに、高さが足りないとママの腕で抱き上げないといけないので、しっかりと高さ・厚みのあるものを選びましょう。
多機能タイプなら用途にあわせてマルチに使える
先ほど紹介したように、形状やタイプによって使い道はさまざまです。1つで何役も使えるタイプを選べば、授乳期以外でも長くクッションを愛用することができますよ。
短期間だけ使いたいなら安いものもおすすめ
短期間だけ使いたいという人であれば、安価な授乳クッションもおすすめです。なくても平気だろうと思いがちですが、新生児期は2～3時間おきに授乳しなければならないのでママの身体への負担はかなりのものです。
安値なものでも1つあるだけで、ママの肩や腰の痛みはずいぶん解消されます。迷っている人は、まずお手頃価格のものを検討してみましょう。
産院・助産師にも相談してみよう
たくさんありすぎて「どれを選んだらいいかわからない」と悩みの人は、産院・助産師さんに相談してみるのがおすすめです。プロに相談すれば、あなたにぴったりの本当に使いやすい授乳クッションが見つかるかもしれませんよ。
デザイン性の高い授乳クッションの人気ブランドもチェック
ブランドによってはデザイン性の高い製品があったり、機能性にもそれぞれこだわりがあったりします。授乳クッションを取り扱っている各人気ブランドの特徴もチェックしてみましょう。
西松屋
赤ちゃんグッズがお手頃価格で手に入る西松屋ですが、もちろん授乳クッションも取り扱っています。シンプルな機能で安値なものが欲しいという人にはぜひおすすめです。
dacco（ダッコ）
しっかりとした厚みと硬さがあるクッションが欲しい人は、助産師さんからも好評なdacco（ダッコ）がイチオシです。腰回りのサイズが2パターンあるので、ママの身体によりフィットしたものが選べるのも嬉しいポイントです。洗い替えのカバーも別売りもあり便利ですよ。
Richell（リッチェル）
質の良い赤ちゃんグッズを取り扱うRichell（リッチェル）は、高さ調節できるエアタイプの授乳クッションがあります。綿がへたる心配もなく、赤ちゃんの成長に合わせて調節できるので長く使えるでしょう。
hugmamu（はぐまむ）
通販サイトのhugmamu（はぐまむ）は手軽に購入できるだけでなく、先輩ママたちの支持も多いのでおすすめです。実際に手にとって見られなくても、口コミ評価を参考にして購入できます。
ニトリ
リーズナブルな家具・インテリア製品のイメージが強いですが、ニトリでもコスパの良い授乳クッションを取り扱っています。安心の品質でお手頃価格なのはもちろん、布団カバーなどに採用している冷感素材「Nクール」を使ったクッションも人気です。
アカチャンホンポ（赤ちゃん本舗）
マタニティからベビー用品までなんでも揃うアカチャンホンポは、ママや赤ちゃんがより使いやすくて安心品質の製品を取り扱っています。店舗で実際に手に取ってみたり、店員さんに相談してみたりなど納得してお買い物したい人におすすめですよ。
助産師推奨モデルも紹介！ おすすめ授乳クッション
それでは最後におすすめの授乳クッションをご紹介していきます。機能性や価格などを比較して、ぜひお気に入りのクッションを探してみてください。
dacco（ダッコ）｜ 授乳用クッション
へたりにくい素材の中綿を使用しており、クッション性がしっかりしています。カバーは綿100％のパイル生地で、赤ちゃんにやさしい肌触りです。クッション本体・カバーは丸洗いできるので衛生的に使えます。
Richell（リッチェル）｜ ふかふか授乳クッション
エアタイプのクッションなので、授乳しやすい高さに自在に調節できます。畳んで収納・持ち運びできるのでお出かけや帰省にも便利です。カバーの片面がメッシュ生地になっており、汗っかきの赤ちゃんもさらりと快適ですよ。
hugmamu（はぐまむ）｜ 洗える授乳クッション
日本製でしっかりとした作りが特徴で、へたりにくいと評判です。綿100％のカバーは色柄が豊富で、肌触りが滑らかなガーゼ素材のカバーも取り扱っています。さらにクッション本体も丸洗いできて衛生的です。
ニトリ｜ コットン授乳クッション Nクール
赤ちゃんに安心の綿100％ですが、ニトリならではのNクール素材を使っているので、ひんやりサラサラな肌触りで夏場も快適に授乳ができます。カバーは取り外して洗濯が可能です。
ニトリ｜ カバーがはずせる授乳クッション
綿100％のパイル生地で柔らかい肌触りが魅力です。カバーは取り外して洗濯ができます。お手頃価格の授乳クッションを探している人にはぜひおすすめの品です。
授乳タイムは赤ちゃんとの大事なコミュニケーション
今回紹介したのはほんの一部ですが、各ブランドからさまざまな種類の授乳クッションが発売されています。産前に抱き枕として使えるものやコンパクトなものまで、使い方や目的にあわせてお気に入りのものを選んでみてください。
子育てに役立つ豆知識をお届けしているAQレントでは、ベビー用品のレンタルサービスを提供しています。ベビーカーやベビーベッドのようなベビー用品は使用期間が短いので、できれば費用を抑えたいですよね。また使わないときの収納や不要になったときの処分も大変です。レンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。
