お宮参りに行く赤ちゃんの服装は、正装とされる祝い着(着物)のほかに、ベビードレスという選択肢もあります。
今回の記事ではベビードレスのメリット、選び方や着せ方、男女で違いはあるのかなどの疑問を解説します。さまざまな特徴・価格帯のベビードレスブランドも紹介するので、お宮参りの服装に悩んでいる人は、最後まで読んで参考にしてくださいね。
ベビードレスとは?
「ベビードレス」とは誕生後の退院やお宮参りの際に、赤ちゃんが晴れ着として着るドレスのことで、セレモニードレスと呼ばれることもあります。
お宮参りの服装にベビードレスがおすすめな理由
本来、お宮参りの時の赤ちゃんの正装は、白羽二重(しろはぶたえ)という真っ白な絹の内着の上に、祝い着という着物を羽織るスタイルです。しかし最近では、手軽で動きやすいベビードレスを着せることも多くなっています。
着物・祝い着よりお手頃な価格で購入できる
ベビードレスが人気の理由の1つに、価格が手頃という点があります。正装である祝い着の購入価格は3~5万円くらいが相場ですが、ベビードレスは5,000円~1万円程度で購入できます。
お手入れがしやすい
着物と比べてお手入れが簡単なところも、ベビードレスが支持される理由です。祝い着は自宅で洗濯できないため、クリーニングに出す必要がありますし、保管方法・保管場所にも気を使います。
その点、ベビードレスは自宅で手洗いできるものが多く、収納にもそれほどスペースを取りません。
デザインが豊富
デザインの種類が豊富なのも、ベビードレスの強みです。ちょっとしたお出かけに着られるものから、結婚式にも対応できるものまで幅広い品揃えから選ぶことができます。
男の子でもベビードレスは着せていいの?
「ドレス」と名前がついていますが、ベビードレスは男女の区別なく着せられます。赤ちゃんは男女問わずフリルやレースが似合うので、男の子が着ても問題ありません。好みによってシンプルなデザインを選ぶこともできますし、タキシード風など男の子向けの商品もありますよ。
ベビードレスの選び方
ベビードレスを選ぶ際には、デザイン・素材・サイズの3つを意識しましょう。
デザインを選ぶ
色は「何物にも染まらない無垢な存在」という意味が込められた白がおすすめです。白以外は絶対にダメなわけではありませんが、白地であれば豊富な種類の中から選べるというメリットもあります。
デザインは「ドレスオール」と「ツーウェイオール」が主流です。華やかさ重視ならドレスオール、シンプルでオムツ替えもしやすいのはツーウェイオールです。ツーウェイオールの上にオーバードレスを着せるタイプなら、両方のいいとこ取りができますよ。
季節にあった素材を選ぶ
夏場はコットンやガーゼ、天竺などの通気性と吸湿性が高い素材、冬場はフライスやベロア、ニットガーゼなどの保温性が高い素材がおすすめです。冷暖房による気温差があるので、季節問わず脱ぎ着させやすいケープを用意しておくと安心ですね。
サイズを選ぶ
お宮参りだけで使うなら、50~60cmを選ぶとジャストサイズでスッキリと着られ、赤ちゃんも動きやすいでしょう。お宮参り以降も使う予定があるなら、50~70cmのフリーサイズがおすすめです。
ベビードレスの着せ方
初めての赤ちゃんなら、ベビードレスの着せ方に迷ってしまいますよね。基本的な着せ方を確認しておきましょう。
肌着
夏場はベビードレスの下に半袖肌着を1枚挟みます。下着が汗を吸収してくれて、赤ちゃんが快適に過ごしやすくなります。春・秋は半袖か長袖の下着、ツーウェイオールの順に重ね、その上にベビードレスを着させます。
冬場は春・秋の着せ方に加えてツーウェイオールの上にベストを重ねたり、下着を半袖・長袖の2枚重ねにしたりしましょう。
羽織物
体温調節のためには、羽織物を用意するのがベストです。華やかな羽織物なら写真映えするというメリットもあります。
ドレスのデザインに合わせてレースや刺繍がほどこされたケープはもちろん似合いますが、祝い着を羽織物にすると和装の雰囲気も楽しめるのでおすすめです。寒さが厳しい季節なら、おくるみで防寒対策を忘れずに。
人気のベビードレスブランドを紹介
ここからは、人気があるベビードレスブランドを紹介します。
familiar(ファミリア)
皇室御用達のブランド・ファミリアは、品質の高さと上品なデザインが人気です。高価なシルク製だと20万円を超えるものもありますが、一般的な商品は3万円前後で購入できます。
MIKI HOUSE(ミキハウス)
日本製にこだわった老舗ブランドのミキハウスは、豊富な商品展開が魅力です。オーガンジーやレースが美しい王道のベビードレスから、男の子向けのタキシード風ツーウィオールまで、さまざまなデザインを選べます。価格帯は2~5万円前後が目安です。
Amorosa mamma(アモローサマンマ)
オーガニックコットン100%にこだわったブランドなので、赤ちゃんの肌への優しさを重視する人にピッタリです。ナチュラルな風合いの優しい肌触りが特徴。価格も比較的リーズナブルで、1~3万円程度で購入できます。
combimini(コンビミニ)
シンプルなデザインの中に赤ちゃんの快適性を追求したベビードレスは、男の子にもおすすめです。大きくなったらワンピースやベストとして使えるのも素敵ですね。
西松屋
一度しか着ないベビードレスは安く済ませたいなら、リーズナブルな価格が魅力の西松屋がおすすめです。5,000円以下で購入できるのはありがたいですね。シンプルで使いやすいデザインが多いのもうれしいポイント。
リーズナブルでおしゃれなベビードレスで思い出に残るお宮参りを
着物と比べて手軽に着せられるベビードレスは、お宮参りにおすすめです。豊富なデザインが出回っているので、赤ちゃんの顔立ちやイメージに合わせて選んであげましょう。
子どもが生まれたら、ベビードレス以外にもベビーベッドやベビーカーなどたくさんの赤ちゃんグッズが必要ですよね。そんな物要りな時期には、AQレントのベビー用品レンタルサービスをチェックしてみてください。使用期間が短かったり、必要かどうか決めかねたりしているベビーグッズは、レンタルするのも一つの手です。初期費が抑えられますし、不要になった時に処分の手間もかからないので便利ですよ。