子育てする上で欠かせないベビー用品のひとつにベビーカーが挙げられます。特に初めての育児をするママやパパにとっては、いつからいつまで使うのか? どんなものを選べばいいのか? わからないことがいっぱいでしょう。
今回はA型ベビーカーを中心に、B型ベビーカーとの違いやメリット・デメリットを紹介します。使用期間が短いベビーカーを購入以外でお得に利用する方法もあわせてお伝えするので、ぜひ参考にしてみて下さい。
A型ベビーカーの特徴
A型ベビーカーは、比較的サイズが大きめでしっかりした構造となっています。月齢の低い時期から使用できるのも特徴です。赤ちゃんと両親が目を合わせて使用できる対面式にしたり、赤ちゃんの背中側にハンドルを移動したりして使うことができます。
この両方使える両対面式はA型ベビーカーによく見られます。月齢が低い時は赤ちゃんの顔を見られる方がお互い安心ですね。
B型ベビーカーとの違い
B型ベビーカーとの大きな違いは、適用月齢が違うという点です。A型ベビーカーは生後1ヶ月から使えるのに対し、B型ベビーカーは7ヶ月から使用できます。
背もたれの角度も違います。A型もB型も最も立てた状態では100度以上になりますが、A型ベビーカーは最も倒した状態で150度以上にすることができます。軽量コンパクトを優先したB型ベビーカーは倒す機能が限定的で、リクライニング機能がついていないベビーカーもあります。
A型ベビーカーを使う期間はいつからいつまで?
A型ベビーカーは生後1ヶ月から使用できるタイプと生後4ヶ月の首がすわってから使えるタイプがあります。商品によって違うので確認してから買いましょう。最長で生後48ヶ月まで使えるようになっていますが、長く使う場合は定期的に点検をして安全性を確認してください。
新生児期
0歳からはトラベルシステムベビーカーが産後すぐに使えます。トラベルシステムはベビーカーとして以外にも、車のチャイルドシート、バウンサー、チェアなどとしても使える多機能な製品のことです。
寝ている時は、そのままトラベルシステムを外して起こすことなく赤ちゃんを移動することが可能です。
生後1ヶ月以降
生後1ヶ月以降は、A型ベビーカーが使えるのでおすすめです。今まで家の中で過ごしてきた赤ちゃんですが、生後1ヶ月を過ぎると外に出かける機会も多くなるでしょう。
赤ちゃんとのお出かけは、オムツにおしり拭き、ミルクを飲んでいるなら哺乳瓶なども加わって荷物が多くなります。赤ちゃんを抱っこして、荷物も持ってとなると大変なのでベビーカーが便利ですよ。
腰すわり以降
腰がすわってくる7ヶ月になるとB型ベビーカーも使えるようになります。B型ベビーカーはA型ベビーカーに比べて軽く、扱いやすい特徴があります。
7ヶ月の赤ちゃんだと体重も増えて、抱っこ紐だけだとママは腰や肩が痛くなってきつくなります。この時期はベビーカーが必需品です。なるべく小回りが利き、コンパクトに折りたためるB型ベビーカーも有力な選択肢になるでしょう。
歩き始め以降
歩き始めても子供は途中で疲れてしまうので、ベビーカーがあった方が何かと便利です。歩き始め以降はバギーがおすすめです。
B型ベビーカーよりもさらに簡易的でコンパクトになるのがバギーです。B型ベビーカーはハンドルがつながっているものが多いですが、バギーは分かれているタイプが多いのも特徴です。値段もB型ベビーカーよりもリーズナブルになります。
A型ベビーカーは必要? メリット・デメリットを紹介
7ヶ月以降はB型ベビーカーが使えるので、それまでは抱っこ紐だけでもいけるのか悩みますよね。メリット・デメリットを見ていき使用期間を考え、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
メリット
A型ベビーカーの一番のメリットは、月齢の低い赤ちゃんをしっかり守れるという点になります。クッションやタイヤなど走行中の衝撃を緩和する構造になっているので安心して使えます。
深いリクライニングにできるため、生後1ヶ月から使えるのもメリットです。赤ちゃんによっては、両親の顔が見えないと泣いてしまう子もいると思いますが、A型ベビーカーは両親の顔を見られる対面式にもできて安心です。
デメリット
A型ベビーカーは安定性がすぐれているため、大きくて重さがあります。また、しっかりしている分だけ値段も高めです。
安心して赤ちゃんをベビーカーに乗せられるので、値段がかかるのは仕方ないかもしれませんが、どれくらい使うのか、バスや電車には乗らないのか、小回りが利くタイプのほうがいいのかなど、ライフスタイルをしっかり考えてから購入した方が無難でしょう。
あったら便利なA型ベビーカー、どんな人におすすめ?
A型ベビーカーの利用に向いている人
A型ベビーカーはあまり電車やバスに乗らず、徒歩で近所のお散歩に使う人におすすめです。産まれてすぐ使いたい人や、赤ちゃんと公園や散歩に行くときに便利になります。
また、ママの顔が見えなくなると泣いてしまう赤ちゃんも、対面式になるA型ベビーカーは安心して使うことができます。強い日差しや冷たい風からも対面式にすることで防ぎやすくなるので、その点を重視する人はぜひA型ベビーカーを使ってください。
A型ベビーカーの利用に向いていない人
A型ベビーカーの利用に向いていない人は、交通手段が電車やバスを頻繁に使う人です。A型ベビーカーは大きくて重量もあり、赤ちゃんを抱っこしながらベビーカーまで持つのは大変になります。公共交通機関の車内でベビーカーが邪魔になることもあるでしょう。
車でショッピングセンターやテーマパークに出かける時は、そこの場所でベビーカーを借りられる場合があります。ベビーカーを持って行かなくてもいいこともあるので、普段の交通手段やよく行く場所を考えて購入しましょう。
人気ベビーカーメーカーと発売モデルの特徴
コンビ(Combi)
コンビはベビー用品・乳幼児玩具などを手掛けるメーカーです。育児をする人たちの環境の向上をテーマに製品を開発しています。コンビの独自技術に衝撃吸収素材「エッグショック」があります。高い衝撃吸収力のエッグショックを搭載することで、赤ちゃんを振動や衝撃から守ることが可能です。
片手で簡単に操作できるAttO type-Sや、赤ちゃんの安全を追求したスゴカルα 4キャス compact エッグショック HTにも、エッグショックが搭載されています。
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ピジョン(Pigeon)
ピジョンは育児・マタニティケア・ホームヘルスケアなどの事業を手掛けるメーカーです。「この世界をもっと赤ちゃんにやさしい世界にするために」という理念を掲げています。
ピジョンのベビーカーは大きな車輪を搭載しているのが特徴で、2cm程度の段差も簡単に乗り越えられます。ランフィやパルスキップにも大きなタイヤを搭載しているので、街中の段差や凸凹道でも安定かつ軽やかな押し心地が魅力です。
レンタルならA型からB型への切り替えがお得でスムーズ
赤ちゃんによってはベビーカーに乗るのが嫌な子もいます。せっかく高いベビーカーを買っても乗らなかった、となるともったいないですよね。そんな時は、まずはレンタルして試してみるのもありです。
レンタルなら必要な時期だけお得に使うことが可能です。A型からB型ベビーカーの切り替えもスムーズにすることができます。処分や保管方法も困らないのでおすすめです。
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お出かけに便利! おすすめのA型ベビーカー
A型ベビーカーというと大きくて重たいイメージがありますが、A型でも比較的軽量のおすすめベビーカーがあるので紹介したいと思います。
コンビ(Combi)|スゴカルα 4キャス compact エッグショック HT
コンビ(Combi)のスゴカルα 4キャス compact エッグショック HTは頭部を守るエッグショック、全身を点で支える3Dエッグショックシート、足元から振動を吸収するエッグサスペンションのトリプルエッグが赤ちゃんを守ります。
対象年齢は1~3歳頃までになります。小回りしやすく、押し心地も軽くなっています。一般的なA型ベビーカーは重いので車の乗せ降ろしが大変ですが、このベビーカーは軽い力でスムーズに積み込むことができます。
お出かけの必須アイテム、ベストな1台を見つけよう
本記事ではA型ベビーカーを使う期間やメリット・デメリットなどを紹介しました。使用時期には個人差があり、また生活環境によって異なる場合もあります。自分が使う場面を具体的にイメージして、お気に入りの1台を探してみてください。
おすすめはA型ベビーカーとB型ベビーカー両方を準備することですが、使用期間が短いのでできれば費用を抑えたいですよね。また使わないときの収納や不要になったときの処分も大変です。レンタルを活用すれば必要なときだけ利用できるので、初期費用や処分の手間が省けて便利ですよ。